この一年間、スクール生達が自チームでどのように活躍しているのか観たく多くの大会に足を運びました。試合ではスクールでは観られない様々な様子を伺うことができました。
一方試合視察を通して私は深く考えさせられた事があります。それは選手達の“行動”でした。
苦しい時、ポジティブな声がけをする選手がいる一方、不平不満を言う選手、足が止まる選手。自分の事を淡々とこなしていく選手、最後まで諦めない選手…。選手たちが苦しい時にとる言動はまさに十人十色でした。
なぜ子どもたちは苦しい状況に立たされた時、そのような行動をとったのか?
私の中での結論は、”子どもたちの行動は、過去の経験が元にある”となりました。苦しい時に励まされた経験がある人は味方を励まし、責められた経験がある人はミスを隠し不満や言い訳を言う。つまり子どもたちの行動は自分が苦しい時にかけられた言動が大きく反映しているのではないでしょうか。
このように考えた時、子どもたちが成長するためには我々大人の言動がとても大事だと改めて感じました。
まずは挑戦させること。親が障害を取り除くのではなくあえて挑戦させる。そして自分の力で壁を乗り越えた時、それは大きな自信となります。上手くいかないことがあってもすぐに手を差し伸べるのではなくまずは見守る。励ます。必ず出来ると信じてあげる。子どもたちが将来、自分や他人が苦しい時、どのようにしてもらいたいのかを考え、我々大人が接する必要があるのです。
ノートレックではこれからも挑戦する事が認められ、失敗が許させる環境を提供することで、お子様により多くの体験から学び成長してもらいたいと思います。