【この話のポイント】
・これまで多くの保護者と話して、①目先の結果に囚われる,②マイナス面ばかりに目を向ける傾向がある。
・原因は子供の事を大事に思うからだからである。だからこそ、子供を信じて優しく見守って欲しい。
ノートレックフットボールアカデミーとして活動をする中、多くの選手育成に携わる事が出来ました。
また、大変ありがたい事に保護者様から様々なお話を聞く機会もありました。
今回はそのような経験から“保護者が子供を見る視点”について触れたく思います。
これまで沢山の保護者とお話をしていて感じることは、①短期成長を求め過ぎる,②マイナス面ばかりに目を向けてしまう、という点です。
①短期成長を求め過ぎる
具体的には、「なんでうちの子はなかなかチームでもレギュラーに定着しないの?」「なんでトレセンに選ばれないの?」という言葉をよく聞きます。
自分の大切な子供…そう思うのは至極当然です。
一方で、子供の可能性をもっと先の目線で信じてあげて欲しいと思います。
成長をしっかり見てあげるには、目先の結果にとらわれず、中長期の視点で見てあげるということも必要になります。
そうすることで、目先の問題が、次に繋がる課題となり得ます。問題が課題となった時にこそ、トレーニングで補えます。
②マイナス面ばかりに目を向ける
上記と関連しますが、子供に対してマイナス部分に目を向けてしまうという声もよく聞きます。
「○○が下手」「××がダメだから」等々。
是非良いところにこそ目を向けてあげて下さい。
マイナスばかりに目を向けてしまうと、子供に伝わってしまいます。
そうなると、子供自身が長所や特徴を感じられなくなってしまう恐れがあります。
また、保護者が先回りして答えを出してしまうことも、子供の成長を阻害する要因となり得るという点に関しても留意が必要です。
保護者として、短期目線で評価し、且つマイナス評価をしてしまう(若しくは親が勝手に先回りしてしまう)ことで、子供の大きな成長を阻害してしまう可能性もあるのです。
プラスに目を向け、先の視点で優しく見守ってあげることで子供にも余裕が生まれます。
子供達はサッカーというスポーツに触れてほんの数年。まだまだ成長します。
親から見れば中々変化が見られずイライラしたり不安になりがちです。
しかし、子供達の最初のサポーターである親だからこそ、どんな事があっても信じて暖かく見守って下さい!